招聘音楽家その2





              声楽家・ソプラノ、マスタークラス講師


                         アンナ・マリア・パーマー
 ウィーン国立音楽演劇大学でチェロ、歌曲、オペラ、及び演劇を学ぶ。その後、チューリッヒ国立が劇場に所属。オペラ歌手としては1995年ザルツブルク音楽祭において作曲家ツィンマーマンの指揮のもとで大成功をおさめ、その後ライプツィヒ、ウィーン、ケルン他ドイツ、オーストリアの主要歌劇場で活躍している。また室内楽においても、アルディッチ弦楽四重奏団、ハーゲン弦楽四重奏団、ウィーン・ピアノトリオ他著名アンサンブル、著名ソリストとの共演も数多い。歌曲のレパートリーは中世の作品以降と幅広いが、特に20・21世紀の作品に関心が深く、G.クライスラー、R.フッチス、B.スルツァーなどの作品の初演を行っている。今年からパリ・オペラ座のドイツオペラの指導コーチを努めている。



               声楽家・メゾソプラノ、マスタークラス講師


                            永井 和子
 国立音楽大学卒業、同大学院修了。二期会オペラスタジオ研究生修了(最優秀賞、並びに第1回「川崎静子賞」受賞)文化庁オペラ研究所修了。文化科学賞在外派遣研究員としてジュネーブにて研鑽。第19回民音コンクール第1位。第1回グローバル「東敦子賞」、第15回ジロー・オペラ賞、第2回村松賞等受賞。中山悌一、伊藤京子、小松道子の諸氏に師事。歌劇「フィガロの結婚」ケルビーノ、「チェレネントラ」アンジェリーナ、「セビリアの理髪師」ロジーナ、「カルメン」タイトロール等歌う中、ジュゼッペ・シノーポリ氏により抜擢され、「蝶々夫人」スズキ役で、ヨーロッパデビュー。以来スズキ役は持ち役として評価が高く、国内外での舞台において熱狂的な成功をおさめている。2010年、新国立劇場オペラ「鹿鳴館」(三島由紀夫原作)の世界初演では、草乃役で出演している。コンサート歌手としての存在も大きく、特筆すべきは團伊玖磨の最後の歌曲作品となった「マレー乙女の歌へる」(全31曲)の初演である。この初演を見届けて急逝した團伊玖磨の追悼演奏会の上演(2002年)がCDとなる。これに対し、2011年度音楽之友社主催「レコード・アカデミー賞」(声楽部門)を受賞。東京藝術大学教授、常葉学園短期大学客員教授。二期会会員。日本演奏連盟会員。2014年4月より、新国立劇場オペラ研修所所長に就任。



          声楽家・テノール


                                          紀野 洋孝
東京芸藝大学音楽部声楽科卒業。同大学院博士課程を修了。日本トスティ歌曲コンクール2015において第2位、副賞で短期イタリア研修終了。秋篠日本歌曲賞を受賞。現在は、麻布中学・高等学校専任教諭。多くのコンサートでソリストとして活躍中。



              声楽家・バス


                            伊藤 純
大分県立芸術(現・文化)短期大学及び東京藝術大学卒業。同大学オペラ科修士課程修了。第29回イタリア声楽コンコルソ入選。藝大オペラ「ラ・ボエーム」のアルチンドーロでデビュー、その後「ウインザーの陽気な女房たち」のファルスタッフ、「フィガロの結婚」のバルトロで同大学オペラに出演。その後オペラでは、「魔笛」「椿姫」「ラ・ボエーム」「リゴレット」「トロヴァトーレ」「仮面舞踏会」「蝶々夫人」「トスカ」「コシ・ファン・トウッテ」「ドン・ジョヴァンニ」「シモン・ボッカネグラ」「ドン・カルロ」等を演じている。 東京では、新国立劇場小劇場シリーズにおけるオルフ「賢い女」の浮浪者、ガッツァニーガ「ドン・ジョヴァンニ」のパスクワリエッロをはじめ、東京オペラプロデュース、ロッシーニ協会、モーツアルト劇場、日本オペラ協会のオペラに出演した。 地方でも横浜シティ・オペラ、千葉市民オペラ、広島オペラアンサンブル「、都城シティ・オペラ、江東オペラ、沖縄グルッポ・ムジチーニの諸団体オペラ公演に出演している。コンサートでは、べートーヴェン「第九交響曲」、モーツアルトの「レクイエム」「戴冠ミサ」、フォーレの「レクイエム」、ヴェルディの「レクイエム」、ドボルザークの「スタバト・マーテル」、メンデルスゾーンの「エリア」「聖パウロス」、ハイドンの「天地創造」、ヘンデルの「メサイア」、バッハの「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」等を歌う。
 2004年1月には、ウイーン楽友協会大ホールでモーツアルトの「レクイエム」ソロを歌い好評を博す。2005年3月、二期会本公演に「魔笛」のザラストロ役でデビュー(NHK放映)、2007年7月再演。2005年11月に「さまよえるオランダ人」ダーラント役、2006年2月「ラ・ボエーム」コッリーネ役で出演した。繊細な性格描写と品格に富む表現力を持ち、今後益々の活躍が期待されている。
現在、日本声楽アカデミー会員、二期会会員、東京藝術大学非常勤講師。




               合唱指導


                           末平 浩康
                           
東京芸藝大学声楽科卒業後、県内の高等学校で教鞭をとり、その後宮崎学園短期大学音楽科学科長、他を歴任。声楽家としてオペラ、その他で活躍、また県内の多くの合唱団を指導している。

                                                                    
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