宮崎県川南町モーツァルト音楽祭 とは・・・

 
今年は第21回音楽祭・・・

 毎年12月に宮崎県川南町で開催される音楽祭、今年(2023年)で21回目を迎えます。
 国内外の一流音楽家と、全国の学生で結成される日本モーツァルト青少年管弦楽団、地元の愛好家(川南町民を中心に結成される県民合唱団、地元学校の吹奏楽部)が一堂に会して開催され、約1週間にわたり、コンサート2公演のほか、マスタークラスレッスンなど教育プログラムが実施されます。
 
音楽祭開催のきっかけ・・・

 2001年2月、本音楽祭の音楽監督を務める馬込勇氏(元リンツ国立歌劇場管弦楽団首席奏者、平成音楽大学教授)は、日本モーツァルト青少年管弦楽団のオーストリア公演を成功させ、教え子の里である川南町を訪問。その際、サンA川南町文化ホールの音響の良さを実感され、川南町での青少年オーケストラの冬合宿、及び音楽祭の開催を提案されました。
「私が勉強し、プロとして活躍してきたヨーロッパでは、それぞれの町に、それぞれの音楽祭がある。川南町でも、みんなで楽しめる音楽祭を開催しましょう!」の言葉に感銘を受けた町民は、有志を募り実行委員会を結成、2001年(平成13年)から毎年12月に音楽祭を開催しています。

 
なぜ川南にモーツァルト?・・・

1)音楽監督の馬込勇氏がモーツァルトの故郷、音楽の聖地オーストリアで研鑽を積み活躍していた。
2)国際モーツァルト財団ではモーツァルト生誕250年(2006年)を記念して世界の五大陸に質の高い正統的なモーツァルトの楽曲を演奏する青少年オーケストラを育成することになり、アジアでは日本の馬込勇氏が育成を依頼された。
3)日本モーツァルト青少年管弦楽団の冬合宿を川南町で実施したことがきっかけとなり始まった。
4)音楽祭のメインはモーツァルト、その他古典派の宗教曲を招聘の音楽家と地元合唱団で演奏。
等々の理由から音楽祭の冠名を「モーツァルト音楽祭」としています。
 音楽祭のアドヴァイザーを務めるB.スルツアー氏(オーストリアを代表する作曲家、音楽教育者)が川南町を訪れ、学生や合唱団を指導する時「モーツァルトは馬車の時代。川南町の中庸のテンポ感がモーツァルトの音楽によく合うこの町で、しっかりとモーツァルトの音楽を勉強しましょう。」と言って下さいました。
 私たちは、自然環境に恵まれたこの地で、「モーツァルトが似合う町の音楽祭」を目指し、活動を行っています。




「宮崎県川南町モーツアルト音楽祭」その目的は?
 

 「
地方にクラシックの音楽文化を広める!地方から音楽文化を発信する!」ことを目的に音楽祭を開催しています。
具体的には、次の3つのコンセプトを掲げています。


 お越しいただいている音楽家には、コンサートのソリストとして活躍していただくほか、様々な教育プログラムを実施し指導者として活躍していただいています。
 ・マスタークラスレッスン:一流音楽家による専門的な指導
 ・吹奏楽教室:地元学校吹奏楽団を対象に合奏指導、楽器別のパート指導
 ・おさな子のためのコンサート:未就学児を対象とした無料コンサート
 ・日本モーツアルト青少年管弦楽団冬合宿の支援

 プロ音楽家、全国の学生、地元の学生・愛好家が一堂に会して音楽祭を開催します。音楽を通じて、様々な出会い、交流が生まれます。
 ・世代間交流:大人からこどもまでがいっしょに練習し、共演
 ・地域間交流:全国からの学生(オーケストラ団員)と、地元の愛好家(合唱団、吹奏楽)が共演
 ・プロ アマ交流
 ・国際交流:海外から演奏家を招聘、4年に一度のオーストリア公演

 地元が参加し、楽しめる音楽祭を目指すとともに、自然環境豊かな風土を活かした催しを実施します。
 ・地元合唱団の結成:2015年は一般57名、コール・西都16名、フラウエンコールなでしこ17名、  高鍋高校16名の参加
 ・地元吹奏楽団の結成:2015年は地元中高生144名
 ・オーケストラ:日本モーツアルト青少年管弦楽団47名、モーツアルト・カンマーオルケスタ13名
 ・地元住民による実行委員会体制
 ・地元出身の若手音楽家の登用
 ・地域食材を活用した交流会
 ・地域活動との連携:毎月軽トラ市への出店、電飾大作戦との連携、のぼり等での雰囲気づくり

                                                                 
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